健康食品使用にあたっての注意事項

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薬物相互作用とは摂取した飲食物が医薬品の主作用や副作用に影響し、医薬品の効力や副作用が増強したり、減弱したりする現象です。食品成分が薬の吸収、分布、代謝、排泄の過程で影響したり、医薬品の効き方に協力的または拮抗的に影響することがあります。

統合医療の中で健康食品を使用していくときには、薬物治療を受けながら健康食品を利用するといった状況も考えられます。医薬品と食品成分の相互作用について正しく理解して利用することが必要です。健康食品情報の各項目に相互作用があることがわかっているものに関しては情報を提示しておりますが、提示していないものに関しても医師、薬剤師、管理栄養士に相談の上、慎重な利用が必要です。


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現在、多くの健康食品が販売され、広く普及していますが、安全性が確認されていないものが多く流通しているために、健康被害も多く報告されています。その一方で、安全性の確保に自主的に取り組み、製品を製造している事業者もあります。

健康食品は医薬品ではないために、個人の判断によって利用されていることがほとんどです。そこで、健康食品の利用を考えている方や、情報を必要とする人のために、科学的根拠に基づいた情報の一部を健康食品情報の項目で紹介しています。

健康食品の使用にあたっては、内閣府の食品安全性委員会よりメッセージが出されています。以下の内容を十分に理解されての使用を強くお奨めします。

健康食品の安全性・有効性情報

 

「食品」であっても安全とは限りません。
・ 健康被害のリスクはあらゆる食品にあります。身近な「健康食品」にも健康被害が報告されています。
・ 「天然」「ナチュラル」「自然」のものが、安全であるとは限りません。これは食品全般に言えることです。
・ 栄養素や食品についての評価は、食生活の変化や科学の進展などにより変わることがあります。健康に良いとされていた成分や食品が、その後、別の面から健康を害するとわかることも少なくありません。

多量に摂ると健康を害するリスクが高まります。
・ 錠剤・カプセル・粉末・顆粒の形態のサプリメントは、通常の食品よりも容易に多量を摂ってしまいやすいので注意が必要です。

ビタミン・ミネラルをサプリメントで摂ると過剰摂取のリスクがあります。
・ 現在の日本では、通常の食事をしていればビタミン・ミネラルの欠乏症が問題となることはまれであり、ビタミン・ミネラルをサプリメントで補給する必要性を示すデータは今のところありません。健全な食生活が健康の基本です。
・ むしろサプリメントからの摂り過ぎが健康被害を起こすことがあります。特にセレン、鉄、ビタミンA、ビタミンDには要注意です。

「健康食品」は医薬品ではありません。品質の管理は製造者任せです。
・ 病気を治すものではないので、自己判断で医薬品から換えることは危険です。
・ 品質が不均一、表示通りの成分が入っていない、成分が溶けないなど、問題ある製品もあります。成分量が表示より多かったために健康被害を起こした例があります。

誰かにとって良い「健康食品」があなたにとっても良いとは限りません。
・ 摂取する人の状態や摂取量・摂取期間によって、安全性や効果も変わります。
・ 限られた条件での試験、動物や細胞を用いた実験のみでは効果の科学的な根拠にはなりません。口コミや体験談、販売広告などの情報を鵜呑みにせず、信頼のできる情報※をもとに、今の自分とって、本当に安全なのか、役立つのかを考えてください。

内閣府 食品安全性委員会 「健康食品」に関する情報から抜粋